精神科の診察/ がんの治療をやめたいだけなのに~妻の目線  

  今日の誕生花  チューリップ(白) 花言葉:待ちわびて

~前回の続き~

初めての病院は ドキドキする

 

問診表を渡された

夫は もともと そんなに字が上手ってわけじゃないけど 読める字は書いていた

なのに 字がぐちゃぐちゃで その字を見て 私は怖くなった

幻視や幻聴は消えてて 普通に見えるけど 結構 深刻なのではないか?

本人も「あれっ? なんで書けんのかな~?」

焦っている

読める字ではなさそうなので 変わって書いてあげたいけど

私は 持病がこの一日でかなり進行していて 字が書けそうにない

まあ この ぐちゃぐちゃ具合も 先生に見てもらえばいいか・・・

 

不安で 落ち着かず椅子に座っていたら ソーシャルワーカーさん(たぶん)が呼びに来てくれた

私が歩きにくそうなのを見て 車いすを持ってきてくれた上に 押してくれた

 

先生の診察の前に 予診

これまでの病気の事や今回の出来事、家庭でのことを 細かく聞かれた

自分の性格や 生まれ育った所 仕事や趣味の事まで 

私の病気や仕事 なども 色々

そんな事まで聞くのか~ 内科の予診とは全然違うな~

 

その中で 私が知らなかった 夫の心の中が少し見えた

病気への不安

休職していることの気持ち

私への感情

両親 義両親に対する気持ち

 

ビックリするほどの事はなかったけど 

「へぇー そう思ってたのか」

 

次は Z先生の診察

この時 やっと気が付いた

紹介状に先生の名前が書いてあったのに この時まで 全く 気がついていなかった

Z先生の奥さんは 私と同じ職種で

といっても 奥さんの方が ずっと ずっと格上で もうすでに 地元では 仕事はされていなかった

時々 会合や 打ち上げパーティーなどに参加されることがあって その時 Z先生も一緒に来られてる時もあった

あ~ あのZ先生だ

 

とっても穏やかで 夫と私の話を静かに聞いてくれた

昨晩から いろんな感情に振り回されていて

この 2000年3月27日を 私の中でXデーと呼ぶほど辛かった一日の中で すごく救われた時間だった

 

夫はこの時点で 幻視や幻聴はすっかり消えていて

自分の 様子がおかしかったことや 現在の感覚•体調を自分の口で説明した

字がいつも通り 書けないことも。

先生は 問診表を見て うん うん。うなづいた

 

私は「幻視•幻聴」=「精神分裂病」としか知識がなかったので

精神分裂病ですか?」と聞いてみた

この時は まだ統合失調症 とは言われてなかった

 

「これだけ自分のことをちゃんと説明できて 病識があるから 精神分裂病ではありません」

不安を取り除く薬と睡眠導入剤を処方してくれて 一週間後に再診の予約を入れてくれた

 

本人は別として 一人で怖かったし J病院では この先どーなるのかと不安だったけど この病院に来れてよかった