一瞬いい人になった/ がんの治療をやめたいだけなのに~妻の目線

 

    今日の誕生花 ゼラニウム   花言葉:真の友情

S総合病院への紹介状をくれる時に 予約も取ってくれてて それが6日後。

それまでに 夫の状態が少しでも良くなるように 計画を立てた

と言っても 精神症状はないし 瀉血後の貧血みたいなものもなさそうなので 生活リズムを整えるのがメイン

 

うつ病の人は 朝 散歩するのが良いと 聞いたことがあったので すすめてみた

「気が乗らん」 速攻 断られた

じゃあ

まずは 家から出よう!

3月の終わり。 あと数日で 4月という頃だった

近くの公園や  河川敷や 海が見えるところなど

景色が綺麗で あんまり人がいないところを探して 毎日出かけた

昼食を買って ベンチや車の中で食べた

 

一番のお気に入りは 結構 大きめな池の周りを 桜が取り囲んでいる公園

満開だった

公園のほとりには 老人ホームがある

入所者さん達が  お散歩に来るんだけど 

夫は自分から「こんにちは~ 」「いいお天気ですね」「 桜が綺麗ですね 」と声をかける

これまでの夫からは 絶対に考えられない行動だった

足が痛そうで 歩くのが辛そうな おじいさんやおばあさんのところに走って行って 支えてあげたり お話をしたり

 

一体どうしたの?

精神症状はないけど  明らかに普通ではない

悪いことをしているわけではないのに  私はそういう姿を見るたびに  心がざわざわして悲しくなった

 

それも 数日の事で

日数がたつにつれ そのいい人も

どんどん薄まっていって

だんだん 普通の夫に戻って行ったんだけど・・・ 

 

S総合病院の予約の日。

初診なので 時間はかかったけど お薬ももらえて 月1回の診察で 様子を見ていきましょうと言ってくれて ホッとした

このS総合病院は 2022年の6月に 「もう がんの治療はやめる!」と言い出すまで 22年間 お世話になった

 

夫の病院も決まり

職場から 1か月の休職も認めてもらえ

精神的な症状も 落ち着き

民生委員さんも気にかけておくと言ってくださったので 

私の入院準備は整った

本来の入院予定より1週間遅れで 入院できた

ただ かなり悪化していたので このあと 約4か月間 入院することになった