退院 そして精神病院へ/ がんの治療をやめたいだけなのに~妻の目線

 

 今日の誕生花 ノバラ   花言葉:新しい旅立ち

~前回からの続き

 

退院当日 

病衣から 私服に着替えて 廊下を歩いていたら

何人かの看護師さんたちに

「誰かと思ったら~ いや~別人じゃね」

「顔が ピシッとしとる~」 

他の看護師さんも走ってきて 「ホントだ~」

私にも 顔つきがちょっと違って見える

 

荷物の詰め方で アドバイスをしてきたり

ちょっとだけ 良い方に向かってる?

 

でも 駐車場で

「ここはどこ? 」

「今からどこ行くかわかる? 」

「手術してくれた先生の名前 覚えとる?」

何を聞いても ハチャメチャな答えしか 返ってこない

 

精神病院まで 車で 約20分。

10分ぐらい走ったところで

「これから行くとこわかる? 」と聞いたら ちゃんと答えた

━ (゚Д゚;━ !!!

 

じゃあ

「今まで 何病院に居たん?」 と聞いても ちゃんと答える

他にも色々聞いてみた

全て正しい答えが返ってくる

 

どういうこと?

うれしいけど ・・・ 

どういうこと⁇

 

あの19日間は?

たった10分で?

 

精神病院に着いた

夫が 私の車いすを押して 診察室に入って行ったら

O先生が「そんなにしてると 誰が患者さんか わからないね ⁉ 」

 ハハハハハ

みんなで笑った 

特別 面白い話ではないけど 自然に笑ったのは すごく久しぶり

 

さっきの 車の中でのことを先生に話した

「ものすごいストレス から 解放されたから 一気に良くなったんだね。 

辛かったんだね」

 

「ずっと 夜 眠れてなかったんでしょ? 

数日 この病院で休んでいってもいいし おうちに帰りたかったら 帰ってもいいよ」

「入院したいです」と 夫は答えた

「じゃ そうしよう」

 

「S病院の精神科の先生に話を聞いて 閉鎖病棟を用意してたんだけど・・・ 

ん~ まあ その方が ゆっくり休めるかな?」

 

閉鎖病棟   未知の世界だ